企業が経営改善に取り組んでいて、
やるべきことをやっている(とコンサルは聞いている)
のに、なかなか改善が進まない場合があります。
考えられる要因の一つが、社長のコンサルに対する依存です。
実はわたしは似たような経験をしており、相当追い込まれました。
事業が思わしくない時に、自信に満ち溢れたコンサルと出会い、この人ならなんとかしてくれるかも!と顧問契約を結びます。
で、コンサルから様々な解決策を提示されて、言われるままに実行するんですね。
もちろん効果が出ることもあります。
しかし、コンサルの指導する内容の本質を理解しないまま、ひたすら表面だけ実行するので、なかなか成果がでない。
この結果、だんだんと大切な人々が離れていくんです。
社長もこれはちょっとどうかなぁ、と疑念をもつことはあります。
コンサルから、次はこうしましょう、という新しい対策を熱心に勧められたり、
もっと徹底しなければダメだ、という激励(というか叱り)を受け続けると、
自分が至らないからダメなんだ、と自分を責めてしまい、周囲に対して弱気になったり、意固地になり、ますます経営は悪化するのです。
ちなみに、コンサルではなくスピリチュアルとか宗教だと、神様や運気に見放される、と実態がないことに対する不安をあおられます。
このような場合、コンサルタントとの契約を即座に辞めるしかありません。
なお、深みにはまっていると、辞めることに対して罪悪感を持ってしまうのですが、そこはなんとか抜けてほしい。
そして、心理カウンセラーに相談して、著しく低下した自己肯定感を高めていきます。