時々、従業員への不満や文句を言う経営者がいます。
多少なら良いのですが、毎回会うたび、何度もとなるとこれは問題です。
それは、話を聞く私のメンタルの問題(笑)
文句ばかりで、先に話が進まないだけではなく、聞いていてほんとうに辛い!!
と、ここまで書いて気がついたのだけれども、私も愚痴を言う時は相手は嫌な思いしているのかも。気をつけよう。
不満の対象がナンバー2の場合
不満の対象である従業員が仕事ができず、他の従業員の足を引っ張る場合は、即座に退職を勧めます。
経営改善のフェーズにある会社には、この従業員のスキルを高める余力はないからです。
では、ナンバー2など会社内で重要なポジションにいる従業員への不満はどうするか。
というか、ほとんどのケースがこれに当てはまるのですが。
不満なのだけれども、他の人にはない役割を担っているとか、仕事ができるので辞めさせることができない。
そのため、さらなる不満や愚痴に繋がります。
そのほかの従業員もそのことは分かっていて、あまり良い気持ちではありません。
経営者の不満は相手への評価
さて、不満の対象となっている従業員に会うのですが、これがまたいい人だったりするんです。
少なくとも悪意があって経営者と反発しているわけではありません。
コミュニケーションや相性の問題なんですね。
以前は、時間をかければ修復できるのでは?と面談を繰り返したことがありました。
が、私が介入しても両者の仲は悪いまま。
従業員が多少気持ちが楽になって退職できたことがせめてもの救いでしょうか。
そんな経験から分かったことは、経営者の語る従業員への不満は、経営者の評価で本音。
社長が全権を握る中小企業においては、社長の評価が全てです。
どんなに優秀だとしても、従業員には会社から離れてもらった方が良いのです。
この結果、社長の気持ちがリセットされて、改善が一気に進みます。